2009年5月22日 (金)

自然科学系論文の生産性「日本は欧米と互角」

思わず嬉しくなったこのタイトル

日経5月20日の朝刊社会面に載っていたものである。

文科省研分析とある。

科学技術政策研究所が、化学や物質材料科学、医学など科学技術全般の論文データベースや統計を参考にまとめたものである。

各国の大学が使う研究費や発表論文の数を求め、研究に投じたコスト(研究費)当たりの論文数を算出したものだが、それによると、

2004~2006年において発表された論文数は研究費1億ドル当たり

年平均にして

   日本が       683件

   イギリスが 1287件

   ドイツ      646件

   アメリカ    613件

なかなかやるじゃーないの!

と思いきや、

論文のうちで研究者が頻繁に引用する上位10%の注目論文に限ってみると

(これがポイント。論文の質ということ)

1億ドルの研究費で年平均

   日本           49件

   イギリス    176件

   ドイツ         78件

   アメリカ      96件

なんのことはない日本は粗製濫造ということだ。

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2008年2月14日 (木)

教授も競争、「抜群教授」を目指して。

東北大学が新年度から、優れた業績をあげた現役教授に、月給を最高20万円上乗せする。国立大学では初めての制度。学外から優秀な「頭脳」を獲得するとともにその流出を防ぎ、世界最高水準の大学を目指すというもの。

選ばれた教授が「抜群教授」である。教育や研究、社会貢献などの業績がきわめて顕著で、将来も中心的な役割を果たすことが期待される教授を任命する。学外の有識者も含む選考委員会が選ぶもの。

東北大学教授の年間の平均給与は1101万円(06年度)なので約1割(最高で約2割)の上乗せとなる。

法人化後の国立大学では優秀な研究者の獲得競争が本格化している。東京大学は1月にカリフォルニア大学から世界的物理学者である教授を総長より高給で招いた。京都大学は昨春、大阪大学から教授を引き抜いたそうだ。

先日の新聞に、定員割れ私立大学への補助金削減の幅を拡大するという記事があった。私立大学の選別はすでに始まっており、国立大学といえども状況は同じ。

私立大学だけではなく国立も多すぎないか。私立、公立、国立を問わず選別の対象となっている。

この選別が日本の大学の質を向上させ、ひいては国力の向上につながることを期待したい。

※東北大学の「抜群教授」は学内の約800人の教授から3%にあたる25人を選ぶもの。HPによると、同大学の教授は821人、准教授638人、講師153人、助教994人、助手69人(2007年5月1日現在)であった。それにしても教授の年間平均給与1101万円は少ないように思うが、最高額はどのくらいなのだろう。

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2008年2月12日 (火)

学生3割増で競争力向上?

中央教育審議会委員を務める大学関係者人4人が、日本の大学の国際競争力を高めるための提言を行った。

2025年の大学・短大進学率を62%に、社会人学生や留学生を中心に学生総数を07年と比べ3割増の375万人に、

そして公的投資を年間5兆円以上に、という、大学教育の量的拡大と質的向上を目指す提言である。

2007年の大学・短大の進学率は54%、社会人学生は5万1142人、大学院生、留学生も含めた学生総数は296万人。公財政支出は国公私立あわせて2兆6000億円程度。

公財政支出は倍増、学生数は3割増。大学も経営が苦しいのは一般企業と同様。

つまりこの提言は、国の金で大学経営を維持しようということか。

提言が大学関係者のうちの4人というところが不思議に感じられる。

委員は30人、大学教授等大学関係者は約半数いる。そのなかのわずか4人である。(その経緯は知らない。)

なにも学生数を増やすこともあるまい。大学らしい大学にすれば、学生数を今の何分の一かに減らせるのではないだろうか。掛かる経費も増やす必要はない。本物のエリートを育てれば良いのではないか。

そもそも留学生が少ない原因は何か?

大学の質が低いからではないのか。大学の質は、学生は勿論であるが、まず教員の質ではかられるのではないのか。

この提案を、我が懐にお金を、というふうに見るのは下種のかんぐりか。

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